エルジン 極上美品 全面マザーオブパール 希少なミニサイズ 特注新品ミラー アクセサリー宝石入れにも 白蝶貝 甘美な虹色 本革ポーチ付き お粉用コンパクト ELGIN American アメリカ製

甘美な虹色をはなつコンパクト。マザーオブパールの光沢の美しさに目を奪われます。

マザーオブパールはどれもが最上質の白蝶貝です。それを贅沢に大きく切りだし、コンパクトの全面をおおっています。

サイズは小さめで、5.5 センチ四方。深さが 2.0 センチあり、パウダー・コンパクトの用途のほか、アクセサリー入れにもなります。素晴らしいコンディションの鏡もうれしい限りです。

アメリカ ELGIN の1940年代の製品で ルースパウダー（粉おしろい）に対応する ヴィンテージ・コンパクトです。実用にも適しています。（実用方法はこちらをどうぞ）


淡い淡い桜色に包まれたコンパクト。マザーオブパールの中でも最も高価な白蝶貝が放つやさしい色と光です。

マザーオブパールのえもいわれぬ真珠光沢、グラデーションを、拡大写真４でご覧くださいませ。左（白蝶貝のちょうつがい）から広がる、光沢の美しさは圧巻です。こうしたグラデーションは、白蝶貝を贅沢に大きくカットしているからこそ。ラグジュアリーですね！

グラデーションは底面にも見られます。写真３でご覧いただけますが、底面側の個性は、天面側とは違っていて、その組みあわせもスペシャルな意匠です。

つぎに、真珠光沢の色合いが変化に富んでいるというお話です。最後の２枚の写真では、光によって緑色をはっきり見せたり（写真10）、ふんわりとスイートな桜色に包まれている様子（写真11）をご覧いただけます。どちらも天然のマザーオブパール・コンパクトならではの造化の妙です。

大きさは愛らしく、いとおしいサイズです。深さがありますので「薄型」というより「直方体」の存在感があります。本来の用途としてはパウダー・コンパクトなのですが、指輪やピアス、場合によってはコンタクトレンズも入りそうです。

インテリアも高級品仕様です。鏡はサイズが合うように特注し、明るい新品ミラーに交換いたしました。お粉の場所も清潔です。ここには エルジン マザーオブパールの美術品コンパクト と同様、「Elgin American」銘の刻印があります。

焦げ茶色のポーチは「美術的コンパクトをしっかり保管していただきたい」という ELGIN の願いでしょうか。リアル・レザーで作られています（種類はキッドかと思われます）。コンパクトをぴたっとホールドする作りです。このホルダー・ポーチなら、貴重なコンパクトをキズ付ける心配はありません。

届いたその日からすぐにお使いいただけるよう、ジャストサイズでシリコン・シフターをお作りしました。ハンドメイド・パフも添えております。 ELGIN のコンサバティブな品格をどうぞお楽しみくださいませ。


イリノイ州エルジン地区（シカゴの北西）は時計メーカーが複数あった場所です。この地で、シカゴ市長の肝いりで興された Illinois Watchcase Company は1880年代から時計メーカーとして操業していました。1930年代に Elgin American の名で、コンパクト分野に参入しました。

Elgin American（Elginと略して呼ばれることも多い）は魅力的でチャーミングな製品を世に送り出しましたが、多数の他社ブランドとの競争もはげしく、そこから抜きんでるために「ある企画」をぶち上げました。画家サルバドーレ・ダリにコンパクトのデザインを依頼したのです。

出来上がったコンパクトは愛らしい小鳥の形（すこし意外ですネ！）　が、要所要所にはダリらしい意表を突く仕掛けがあります。この「掌の小鳥コンパクト」は、ダリと ELGIN のコラボによる傑作として発売され大きなインパクトを与えました（1956年）。

このような企業努力にもかかわらず、ELGIN はコンパクト事業から手を引かざるを得ないところまで追い込まれ、撤退しています（1963年）。コンパクトブランドとしては30年余りの展開でした。本当に残念です。


【 サイズ 】
5.5 cm 四方　　厚さ… 2.0 cm