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- 完成の頂点にあるギヨシェ 芸術品としての価値 素晴らしいコンディション リボンの花環はハンドペイント クリスタルガラス ハンドカット パウダージャー Guilloche 一点物 宝石入れ 1930年代
完成の頂点にあるギヨシェ 芸術品としての価値 素晴らしいコンディション リボンの花環はハンドペイント クリスタルガラス ハンドカット パウダージャー Guilloche 一点物 宝石入れ 1930年代
完成の頂点にあるギヨシェ 芸術品としての価値 素晴らしいコンディション リボンの花環はハンドペイント クリスタルガラス ハンドカット パウダージャー Guilloche 一点物 宝石入れ 1930年代
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- G279





















手のひらにある小さな芸術品。白いギヨシェは完成の頂点に達しています。
クリスタルガラスのハンドカットも、ギヨシェにふさわしい品格をたたえています。
お粉入れ(パウダー・ジャー)としての用途のほか、大切な宝石入れとしてもお使いいただけます。フタはしっかりと閉まる構造で、安心です。
1930年代の作と推察いたします。80年近い月日を経たお品としては 大変良好に保たれており、芸術的な価値もあるお品です。

澄んだギヨシェは深々とした奥行きを見せて、その美しさに吸いこまれそうです。
ギヨシェの魅力は「Albert Carter の洗練美」の写真8・9・17や、「フィンバーグ Finberg 両面ギヨシェ」の写真8・16・17でご覧いただけます。
ギヨシェの製法は込み入っています。まず最初に全体の下地(金属)に細かな彫刻を入れます。この彫りはエンジン・ターン(極細タガネの回転)から生まれています。切削職人の腕の見せ所です。
写真5をご覧ください。14ミリの間に40本以上の彫りがほどこされています。これがギヨシェと呼ばれる技法(狭義のギヨシェ技法)です。
次にこの線彫りされた金属にガラス釉薬をかけます。下の彫刻を透かし見せるために、均質に、薄く、釉薬をかけて焼きます。「釉薬をかける→焼く」の工程をくりかえし完成させていく作業です。
釉薬の透明感を出すために、極薄の層を重ねる必要があり、難度の高い技術です。これがバスタイユ(basse taille)と呼ばれる技法で、エナメラーと呼ばれるクラフトマンの分野です。
ギヨシェとバスタイユ、この二つの技法から出来た製品を、一般に「ギヨシェ」と呼び習わしていますが(広義のギヨシェ)、以上のように、複数のテクニックが総合されたものです。
ガラス釉薬を透して光が彫刻に当たりますと、浅い刻みが繊細に光ります。新雪に朝日が当たったような、えもいわれぬ美しさです。
装飾のハンドペイントは「釉薬をかける→焼く」のくりかえしの中で行われます。図案の「ガーランド」(花綱)はクラシカルな主題ですが、そこかしこにアールデコの明るさがあります。ギリシアの花瓶のフォルム、ガーランドに結ばれたリボンの色が快活です。
このハンドペイントの上には、再びガラス釉薬がかけられ、焼成されていますので、ガーランドのハンドペイントは封印され、(半)永久的に守られています。耐久性の面でも大きな利点を持っています。写真6をご覧ください。
小さな芸術品が、ドレッサーに審美的な雰囲気を運んでまいります。どうぞお楽しみくださいませ。

【 説 明 】
80年近い月日を経たお品としては 大変良好に保たれております。ごくわずかな小スレはございますが、それ以外に難点は見えません。
白色のギヨシェは非常によく保たれています。
ギヨシェの土台であるシルバーにはクボミやスリットなどございません。シルバーの産地や純度を示すホールマークは大変小さく、刻された場所も「凹」部分(すりガラスと接する部分)ですので、ホールマークを読み取ることができません。
クリスタルガラスにわずかな小スレはございますが、大変良好なコンディションです。
(年月を経たヴィンテージ品としてのコンディションを申し上げております点、ご了承賜りますようお願いいたします)
【 サイズ 】
ギヨシェのフタの外径… 5.5 cm
クリスタルガラス外径の最大値… 6.2 cm
全体の高さ… 3.9 cm
クリスタルガラスの内部の深さ… 2.5 cm
全体の重さ… 107 g
ギヨシェのフタの重さ… 27 g
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